2022 年度三重県社会人サッカーリーグ1部の試合結果の訂正とお詫び
一般社団法人三重県サッカー協会(以下「当協会」といいます。)の1種委員会社会人部(以下「社会人部」といいます。)は、2022 年 9 月 3 日、三重県社会人サッカーリーグ1部(以下「本件大会」といいます。)の前期リーグ戦最終節において、Vencedor Mie United Club の試合を同チームの放棄試合として、同チームを 0 対 4 の敗戦扱いとする処分を決定し、通知しました。
この決定に対し、同年 10 月 26 日付けで、公益財団法人日本サッカー協会(以下「JFA」といいます。)から、同処分は、懲罰権を有しない機関が科した懲罰であることから、懲罰としての効力を有さず、無効である旨の決定通知を受けました。また、本件に関し、当協会に対してガバナンス上の深刻で重大な疑問がある旨付言されました。
懲罰の対象となった Vencedor Mie United Club の皆様に対し、大変ご迷惑をお掛けしたこと深くお詫び申し上げます。
今回の事態は、本件大会規定に「JFA の懲罰規程に則り、大会規律委員会を設ける」旨などを定めないまま、本件大会を開催し、社会人部が処分を行ったことによるものです。かかる大会規定の不備については、JFA が以前から各都道府県協会に注意喚起を行い、当協会も、種別委員会・傘下団体に幾度も指導を行っていましたが、社会人部は、その指導の重要性を軽視して規定の改定を怠り、また、当協会も事後の確認・指導を怠ってきたものです。
当協会は、ガバナンス強化が喫緊の課題であるとの認識の下、本年度から外部有識者 3名(経済人 2 名、弁護士 1 名)を理事に招聘し、ガバナンス強化に取り組もうとしていた矢先に、今回の事態を招いたことは痛恨の極みです。早急に、社会人部はもとより、すべての種別委員会・参加団体に対し、大会規定に不備がないか否かの確認をした上で、懲罰手続運用についての研修実施や、チェックリストの活用、書式のフォーマット化などにより、徹底して再発防止策を講じる所存です。
当協会は、今回の懲罰権の問題にとどまらず、組織運営全般について、今後も、一層ガバナンスの強化・拡充に取り組んでいく所存ですので、何卒ご理解ご協力のほどお願い申し上げます。
なお、大会規定に則り、本件大会の記録につきましては、前期最終節の Vencedor Mie United Club の試合は不成立とし、前期リーグの順位も訂正させて頂きます。
以上
一般社団法人三重県サッカー協会
会 長 岩間 弘
コメント